ニゾラルシャンプーが治療に有効な脂漏性皮膚炎とはどういった病気なのでしょうか?

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本来の役割は育毛ではないニゾラルシャンプー

ニゾラルシャンプーとは、もともとは、育毛目的の為として使われていたシャンプーではなく、脂漏性皮膚炎の治療として使われていたシャンプーでした。

頭皮の脂漏性皮膚炎は、誰にでも潜伏している常在菌のマラセチア菌が増殖して炎症をおこしていることがの原因となっておりまして、マラセチア菌は、皮脂を好んで皮脂の分泌の多い箇所に増殖していきます。

そのマラセチア菌を、ニゾラルシャンプーに含まれている有効成分のケトコナゾールによって、細胞膜へ静菌的に働きかけます。そして細胞膜の構造や機能を障害していき抗真菌として作用していきます。

ケトコナゾールは、ラノステロールからエルゴステロールへと合成される時に、必要となる酵素を攻撃し阻害することによって強い抗真菌作用が働きかけるのです。

ケトコナゾールは、男性ホルモンを抑制し強い抗真菌作用をもたらし、頭皮の環境を清潔に整えることによって、育毛しやすい環境へとしてくれます。

もともとは、脂漏性皮膚炎の治療薬として使用されおりましたが、ケトコナゾールにより、抜け毛の減少・毛髪の太さをアップ・皮脂の減少このような効果が育毛へも繋がるとされ、育毛シャンプーとして注目され認知度が高くなったのです。

脂漏性皮膚炎について

脂漏性皮膚炎とは、皮脂が多く分泌されやすい箇所、特に小鼻の周りや頭皮、胸部、脇などにおこる炎症で、赤く発疹がみられます。特に頭部は痒みがでることも多くフケなどもポロポロ落ちてきます。

高温や湿度の高い、また紫外線の強い梅雨~夏頃は、外に出ると顔や頭皮に影響を受けやすく症状が出やすくなります。

皮脂の分泌が激しい、思春期以降に多く見られ、常在菌酵母菌のマラアセチア菌が関与している皮膚の疾患ですが生活習慣も大きく関係しており、生活習慣を見直すことで予防や改善へ繋がります。

この疾患は、皮膚の病気ですのでステロイドや、シャンプー、ローションなどの外用薬を使用して、皮膚を清潔に保ち、また生活習慣を見直すことで改善の期待ができます。

原因

脂漏性皮膚炎の原因は、いくつかあり下記の原因があげられます。

・洗顔や先発時の洗い残しによる皮脂の貯留
・生活習慣の乱れ(食事・睡眠など)
・皮脂の多い場所に潜伏しやすい真菌の増加
・ストレスによるホルモンバランスの崩れ

主な原因としては、真菌のマラアセチア菌というカビが、何らかの原因で増殖し皮膚の炎症をおこす脂肪酸を作ってしまい、皮膚が過剰反応してしまうことで発症します。

炎症を改善させるには、上記にあげた原因のような生活習慣を改善させることから始め、頭皮や顔の皮膚を清潔に保ちスキンケアを行ってカビの増殖を止めることです。

症状

脂漏性皮膚炎の主な症状は、まず初期段階の軽めの症状ですと、皮膚に炎症がおき赤い発疹ができて、痒みがでてきます。

頭部に脂漏性皮膚炎が発症すると、頭皮から白い皮膚の塊(フケ)がポロポロ落ちてきます。

炎症や痒みなどがなく、フケだけのみ出る方は、脂漏性皮膚炎ではなくフケ症だと考えられます。

症状が進行し強くなると、炎症の範囲が拡大し複数の箇所に現れます。症状が悪化し最終的には、乾燥してかさぶたになることもあります。

また、患部にに脱毛がみられたり、加齢臭のような臭いがでてくる場合もあります。

脂漏性皮膚炎が発症しやすい部位は、頭部や顔(特に小鼻周辺や頬)など皮脂の量が多く分泌される部位となっています。

また、進行し広範囲にわたり耳の後方や、背中・脇・胸部へ症状が出る方もいます。

治療

頭皮へは、ニゾラルシャンプーを使用し、いつも洗髪を行う要領で抗真菌効果することができフケや痒みを抑えることが出来るのでオススメです。

しかし、ニゾラルシャンプー以外にもオススメの治療方はいくつかあります。

顔や体への治療の場合は、軽度だと抗真菌剤、進行している症状の場合は、ステロイド軟膏を外用、内服するのであれば、抗アレルギー剤をおすすめします。

また、頭部・頭皮へですとニゾラルシャンプーやローションタイプの方が使用しやすくおすすめです。

お薬以外でも、生活習慣を見直し改善することが一番重要です。

バランスのとれた食事を取ること、睡眠をしっかりとること、洗顔や洗髪を綺麗に行い清潔に保つことを心がけましょう。

脂漏性皮膚炎は、生活週間を見直し、改善することで予防できる疾患です。

どう判別すればいい?

症状が似たような皮膚疾患は、いろいろとある為、ご自身で判別することは難しいと思います。

誤って、「ただの虫刺されかな?」「アトピーかな?」「かぶれかな?」など誤った自己判断をしてしまい、市販の抗炎症薬や鎮静剤などのお薬を使用することによって炎症を悪化させてしまう恐れもあります。

正しく脂漏性皮膚炎を判別するには、医療機関やクリニックで診察をしてもらい検査を受けることが必要となります。

医師へ症状を伝え、皮膚を視診してもらったり、KOH検査【皮膚真菌検査】などを行います。

KOH検査【皮膚真菌検査】とは、脂漏性皮膚炎の発症原因となる、でん風菌を検出する為の検査で、カンジタや白癬、真菌感染症との判別をする検査のことです。

患部は頭部だけではない?

脂漏性皮膚炎とは大きく分けて、乳児脂漏性皮膚炎と成人型脂漏性皮膚炎があり、2つの年代での発症に分かれます。

・乳児脂漏性皮膚炎は、新生児から乳幼児期にかけて発症し、主に頭部に発症します。顔に赤い吹き出物のようなものができることもあります。
 これは、胎児期のホルモンの影響によって、皮脂がたくさん分泌されることが原因となっております。
しかし、乳児脂漏性皮膚炎は成長と共に、乳児期を過ぎたあたりから自然と治癒されていくものです。

・成人型脂漏性皮膚炎は、主に20~40代の方に多く発症されやすいと言われております。
 また、皮脂分泌の多い方に発症されやすい為、女性よりも皮脂分泌の多い男性の方が発症する割合が高くなっています。
 発症する患部は、頭部だけでなく、皮脂の分泌量が多くなる顔面、特に頬や小鼻周りの広範囲にかけて発症しやすくなっております。
 主な症状は、顔が真っ赤になり炎症がおきてしまい、痒みやほてりがでてきます。かさぶたになったり、角質の塊がでてきたりすることもあります。
また、乳児脂漏性皮膚炎は違い、放置していても治癒することはありません。そして、成人の脂漏性皮膚炎は慢性化しやすく完治しにくいのが特徴的です。

症状の緩和は薬でコントロール

脂漏性皮膚炎の主な原因となっているのは、真菌と皮脂となっております。

これは、生活習慣も大きく関係しておりますので、生活習慣を見直すことも予防や改善へ繋がる大切なこととなります。

シャンプーを使わないでお湯洗髪のみをしていたり、しっかりとシャンプーを落としきれていない場合は、頭部に皮脂や汚れ溜まってしまい脂漏性皮膚炎の原因となるのです。

しっかりと、綺麗に落とすことを心がける、また、ケトコナゾール配合のシャンプーを使用し抗菌しながら洗髪すると良いです。

生活習慣・清潔感を意識することも大切ですが、脂漏性皮膚炎は皮膚の病気となります為、投薬療法がメインとなります。

顔や体にはステロイド軟膏を外用し、内服する際は、抗アレルギー剤を服用し炎症を落ち着かせ、頭部へは軟膏よりもローションタイプや、ニゾラルシャンプーなどを使うことをおすすめします。

ニゾラルシャンプーは、抗菌作用のあるシャンプーで頭皮環境を整えてくれる役割を持ちます。

最適な頭皮環境となる為、髪の毛の成長を促がしてくれる為、抜け毛や脱毛を抑えてくれます。髪の毛が丈夫に生える育毛効果が期待できます。

また、皮膚がかさぶたになったり、ただれ臭いがでたり加齢臭がでたりする症状へも、脱臭効果を発揮してくれるシャンプーです。